木曜日, 10月 08, 2009

今日の鳥たち

先週のひきこもり生活とは打って変わって
今週は完全アウトドアな毎日です。

今週喜望峰3回。

1回目は一昨日、2回目は今日、3回目は明日です!

因みに昨日はハマナスのクジラ&ワイナリー。

昨日、一昨日は何とか雨を免れながらもパッとしない
ガイド的泣かせのお天気だったけど
明るく笑いの絶えないご家族4名と、明るく笑いの絶えない
楽しい2日間の旅でした。よかったよかった。。。

今日は今ケープタウンで開かれている学会にご参加の
お医者様のご夫婦2組さま。

幸い天気は良く、素敵な一日でしたわ。

明日は女性1名様です。どんな方かなぁ。
毎日色んな出会いがあって楽しいですね~。















アフリカ大陸最南西端、喜望峰!!!!


















いつもにもましてやる気のないペンギンたち


















カーステンボッシュ植物園のお茶目なホロホロチョウ

金曜日, 10月 02, 2009

憧れの蒸気機関車。。。

お久しぶりです。
毎日パソコンとにらめあっこの毎日なのにブログの更新が
滞ってしまいました。。。

今日は。。。
珍しく早起きしたら、家の前の浜辺近くにイルカの群れがいて
思わずそのままブランチを作って、
夜はサルサ・レッスン&パーティーでもう立てないほど足がパンパンで
かなりご機嫌な1日でした。

さてさて、ブログ更新を怠けていた間にもこんなの見てきました。



















アフリカのプライドです。

さて、何でしょう?

















蒸気機関車です。

豪華で優雅な旅ができちゃいます。



















汽車の到着を待つラウンジではバイオリンの生演奏が流れてます。

何て非現実的。

憧れます。

ケープ⇔プレトリア、ダーバン⇔プレトリア、プレトリア⇔ナミビアなどなど
色んなルートがあるんですが、

実はこのロボス・レイルに乗って、ケープタウンからタンザニアの
ダル・エス・サラームまで行けちゃうんですよ!!!!!

人生の中でハネムーンというイベントがもしあったら絶対これだ。

火曜日, 9月 08, 2009

ケープタウン新聞

南アへの注目度が高まっているな、と実感する日々です。
旅行はもちろんのこと、ビジネスの面でも。

この9月から「ケープタウン新聞」というニュースサイトがオープンしました。
ここではケープタウンを中心に西ケープ州の色々な分野の記事があり

ガイドブックでは絶対に知ることのできない情報満載!
私もここに記事を出しているので是非是非見てみて。
















週末、も一度ハマナスに行ったら前回よりもクジラがたくさんいました。
9月24日(木)~27日(日)にはハマナス・クジラ祭りです!

南アにお住まいの方、この時期南ア旅行を計画中の方、いかがですか?

日曜日, 9月 06, 2009

噂のファンコート

2010年サッカーワールドカップで
日本でも南アの知名度が ぐんぐん上がっているようで
とても嬉しい今日この頃。 しかし日本の報道ではどうも
治安の悪さばかりが注目され ネガティブなイメージも
広がっているのは悲しいです。

実際に住んでいる私の意見ですが、
ケープタウンに限っては、時間と場所さえ気をつければ
あまり危険な目に合うことはありません。
わざわざヨハネスブルグのダウンタウンに探検に行ったり
夕方以降に一人歩きをすると痛い目に合います。

これは事実。

でも街を歩けば強盗やらレイプの被害に遇うというのは
さすがにひどいでまかせだと思います。



さて、チームジャパンのキャンプ地として
第一候補に上がっているのが西ケープ州にあるジョージという町。
ガーデンルート沿いにあるが、国道が見事に街の横を通るので
あまり訪れる機会はない。


ただ、この町で唯一訪れる価値があるのが
名門ゴルフリゾート、Fancourt



















視察に行って参りました。
3つのゴルフコースのうちの1つ、The Linksでは2005年の
女子ワールドカップで宮里・北村の日本チームが優勝しましたねぇ。




























150部屋ある5つ星ゴルフリゾートには、スパ、スポーツ施設
託児所、ティーンラウンジ(Wiiやらビリヤード台やらがある)、
プール、テニスコート、とにかく何でもそろっている。

お部屋に入ると南ア名物の カップ・クラシック(南ア版シャンパン)、
ビルトン(南ア版ジャーキー) ドライアプリコット、ヌガートとプレッツェルが。
夕食前に舌をそそる。レストランもグリル、寿司、イタリアン、アフリカンの
4つ揃っている。


















19世紀半ばに建てられ、一人目のオーナーは 家が完成した直後に破産し、
体を崩し他界。 その後オークションに出され、何人かのオーナーを経て
一人目のオーナーの息子、ホワイト氏が購入。
しかしその後、夕食に出た毒キノコにやられ他界。
その人たちの幽霊が出るという噂のマナーハウスの中の ダイニング・ルームは
今はアフリカ中の名物料理を出す Sanzibar(と書いてザンジバル。なぜS?)レストラン。

ゴルフ好きにはもちろん、ゴルフをしない人でもリゾート内や 近郊のオーツホーン、
ナイズナ、モッスルベイで たっぷり楽しめるよ。

あぁ、まだまだ知られざる南アの魅力、まだまだ続く。


金曜日, 8月 28, 2009

のんびり旅しよう。

轟く煙のその二を書く前に、
大好きなOverbergに行ってしまったので
変更!

日本で写真スタジオを経営されているKさんと
ブティックを経営されている
おしゃれなお母様。

何と喜望峰、テーブルマウンテンを飛ばして2日間クジラ三昧!

Overbergというのはケープタウンから見て「山の向こう」という意味。
国道2号線でホッテントット・ホーランドマウンテンを越えると広がる
だだだっ広い景色。

バイク好きのKさんとドライバーさんはもうこの道をバイクで突っ走る妄想。

クジラの町、ハマナスに行くと。。。いるいる!くじらいるいる!


















1日目はKさん親子はクジラボートで、私とドライバーさんは陸から観察。

2日目はアフリカ大陸最南端を目指す!
途中眩しいほど黄色い菜の花畑や


















お喋り好きのおじちゃんと愛らしいワンちゃんのいるお店で
名物のセクシーパンが焼きあがるのをのんびり待つ。
焼きたてのパンはホカホカで湯気がたつ。うんまい!!!



















そしていよいよ最南端。
最高に気持ちいい風が吹く!

















ここから右は大西洋。左がインド洋。


限られた休暇で移動時間の長いアフリカ旅行では珍しく
気ままなのんびりツアーでした。







金曜日, 8月 21, 2009

轟く煙 其の一

南アに来て2年半、やっと行って来ました。
念願のビクトリアフォールズ!

















世界3大瀑布、そして世界の七不思議のひとつです。
想像を遥かに超えたスケールと水の勢いに感動です。

ジンバブエ側のビクトリアフォールズタウンの
ホテルに泊まる方がメジャーですが
(地球の歩き方にザンビアの情報がなさ過ぎです。)
今回の目的のひとつにザンビアの首都ルサカに住む
ナイロビ時代の友人Aとの再会があったので
ザンビア側、リビングストンに宿泊しました。

ホテルはSun International系列のZambezi Sun



















超アフリカンテーマの建物、インテリアでウキウキします。
因みにザンビアの売り文句は「The Real Africa」。

あからさまにヨーロッパの影響を強く受けていて
旅行者のアフリカに対するイメージを見事に裏切る
南アフリカを意識して主張しているように思うけど
ケープタウンで普通に観光コースを回ったらなかなか体験できない
アフリカ的おもてなしの対応や笑顔などはとても素敵。

因みに因みにマラウイは「Warm Heart of Africa」でした。納得。

そして同じ敷地内にあるRoyal Livingstone
コロニアル調のインテリアで統一された5つ星ホテル。
こちらからは滝を見ながらサンセットドリンクを楽しめる。
でも一番の見所は超本格的アフタヌーンティー。



















贅沢!

この2つのホテルに滞在すると、ビクトリアの滝に
何度でも無料でアクセスできる。お得。



水曜日, 8月 19, 2009

食・食・食!!!



















父親が飲食店をやっているので
幼い頃からやたらと外食が多かった我が家。

美味しいものが大好きで(嫌いな人はいないね)
食に対するこだわりがとっても強いんですよ。

そんな私が見つけたケープタウンの食天国!
毎週土曜日に開かれるOld Biscuit Mill Market



















普段は治安が悪そうなゴタゴタしたWoodstock というエリア。
ケープタウンのダウンタウンから車で10分もかからない。
そこが土曜の朝は私にとって天国になる。

2つのセクションに分けられた倉庫のようなスペースに
所狭しと食べ物やさんが並ぶ。
フレンチ、ジャーマン、イタリアンから中東系、インディアン、
アジアン、しまいには生牡蠣や寿司まである!

長テーブルに皆ぎゅうぎゅうに座ってワイワイやりながら食べる。



















もちろんワイン、シャンパン、コーヒー、ジュース、カクテル、ビール
なども美味しいのが揃ってる。

更に新鮮な野菜やらチーズやらスイーツやら、買って帰るものも充実!

行く度に何を食べようか迷いに迷って、でも結局2~3品くらいで
お腹がいっぱいになっちゃう。

美味しいもの大好きな人、ケープタウンに土曜日に来たら
絶対、絶対行ってね!

あぁ、想像したらお腹が空いてきちゃった。

日曜日, 8月 16, 2009

100万ランドの夜景?!










自称「夜景フェチ」のお客様と一緒に
シグナル・ヒルからの夜景を眺めに行ってきました。

一緒になって夢中でシャッターを押していました。
しまいには三脚までお借りしました。
K田さん、ありがとうございました。
そしてカメラを貸してくれているTヌー、ありがとうございます。

住んでいるとわざわざ夜景を眺めに行くことなんてないから
とても新鮮!
見慣れたはずのケープタウンの街が魔法にかかったように
きらきら輝いています。

ケープタウンの夜景で私が好きなのは
やっぱりこの山が入った景色。

















ロマンチックなデートスポットをお探しなら是非!

金曜日, 8月 14, 2009

アフリカの雪



















アフリカにも雪が降ります。
もちろんほとんどは山の上ですが、
ケープタウンから北東に約2時間半ドライブするとある
Ceres という街では雪で通行止めになることもあるとか。

南アに住んでいる人ならお馴染みのCeresジュースも
その名のとおりここで作られています。
りんご、桃、梨などのフルーツ畑を通り過ぎると
南アの乾燥地帯、Karoo に入っていきます。

そこにあるInverdoornという私営動物保護区。

ケープタウンから日帰りでのサファリができちゃいます!

ビッグ5のうち、象はいません。
ここの寒い冬の気候には合わないので。
豹はいるそうですがなかなか見れません。

でも、野生にこれから返されるチーターのリハビリセンターと
もう野生では生きていけない保護されているライオンがいる。

バッファロー、キリン、サイ、クドゥ、オリックス、ヌー、シマウマなど
大型草食動物もたくさん、しっかり見れますよ~。

















雪景色が背景のサファリもなかなか珍しくていいもんだ~。



水曜日, 8月 05, 2009

弱肉強食


以前ツアーの仕事でご一緒させて頂いた
自然写真家の山形豪さん

私のガイドのバッジがただの飾りにしか見えなくなるほど
南アフリカの地理、文化、歴史、環境にとても詳しく
とても勉強になりました。

そんな素敵な山形兄さんからお土産を頂きました。




















ブレスバックという動物のお肉。
何と山形さん自らハンティングしたと。

実は南アフリカはゲームハンティングがとても盛んなのです。
罪もない動物を殺して楽しむなんて悪趣味だ!!!と思うのですが
毎日牛やら豚やら鳥やらダチョウやらのお肉を食べているのも事実。

それに実はこういう合法でハンティングできるファームの収益が
経済難の国立公園の保護にかかるお金として使われるそうです。
そうなのか。。。知らなかった。。。

と、ちょっとハンティングを見る目が変わりました。
自分では撃てないと思うけど、せめて撃たれたブレスボックを食すことに。

















言ってみれば鹿肉なので煮込むと柔らか~くなる。

カレー風味のシチューを作りましたが大好評でした。

ご馳走様でした。

金曜日, 7月 31, 2009

知られざるクワズル・ナタールの魅力 其の三

アドレナリンを大放出しながらサニパスを下り、
今晩の宿泊先、
Antbear Guest Houseへ。
懐かしいナイロビのように道は穴ぼこだらけ。
車内で流れるB'zとそれをかき消すほどの
YとTの熱い語りで私と姐は寝不足解消ならず。

ゲストハウスに着いた頃にはすでに暗く
地図も分かりにくくて不安と疲れに負けそうになったけど
愛情がこもりにこもったゲストハウスはとても居心地が良いものだ。

日替わりのこだわりディナー。今夜のテーマは何と中華!
南ア人とドイツ人夫妻による不思議な中華。
温かいご夫婦+夫の父と共に食卓を囲み楽しい晩餐。
ここの家具は全て旦那様の手作りだそうで。
一つ一つ形が違って、全部ユニークなデザインで素敵!



















夜は暖炉を囲み遅くまで語り合う。う~ん。旅の醍醐味!

翌日は南アの最高級峰が連なる
ドラケンズバーグへ。
ここ、世界遺産です。





















残念ながら前日のサニパスの景色が素晴らし過ぎたのと
丁度野焼きのシーズンにかぶり、
一酸化炭素中毒になるかと思うほど煙たかったので
そそくさとお茶だけして退散。
今度はゆっくり何日間かここで過ごして。
ブッシュマンの壁画があったりハイキングをしたい。

ダーバンへの帰り道は、Midlands Meanderというルートで。
完全にやられました。
素敵な個人経営のレストランや、陶器屋さんや、アートギャラリーが
ぎっしり詰まっています。



















ランチは偶然見つけたスイス・ジャーマンレストラン。
本格的ソーセージを始めに試食して好きなのを選ぶ。
そしてポテトとザワークラウトとマスタード。
私の大好きな組み合わせ!至福のとき。

残念ながらこの日の夜にケープに戻らなくてはならず
ここもランチだけ。あーーーーー。ホントに残念!!!!!

私陶器大好きなんです。美濃焼きで有名な岐阜県土岐市生まれですから!
今度は陶器屋巡りしたいです。

と。

未練を残しまくりながら、リベンジを誓いつつ
クワズル・ナタールの旅は終了です。

因みにケープに戻ってもテンションが下がらず、
空港でそのまま夕食を取り、迎えに来てくれたNも巻き込んで
更に語り続けた元気な姐と私。

水曜日, 7月 29, 2009

知られざるクワズル・ナタールの魅力 其の二

旅ですっかり慣れたホテルのビッグ・ブレックファストを平らげ
若干寝不足ではありつつもテンション高めで出発!

ホテルから約20KMのところに出た!国境!



















実は陸で国境を越えるのはこれが始めて。
ドキドキしつつも意外とあっさり越えられちゃうものですね。
ま、日帰りだから当たり前か。

ここからはケニアで鍛えられた私が四駆君のハンドルを握る。
久しぶりのこんなデコボコ道。血が騒ぐ~~!
最高地点(2865M)のサニ・トップを目指してグングン登る。

道幅は車(ここを通るのは全てごっつい四駆)1台分だから
すれ違うときは上りの車を優先に、下りの人は道を譲る。




















でも「あ、ここで写真が撮りたい!」というスポットは
ちゃっかり道幅が広くなっていて車を停められるようにできてる。
感心。

ところで、上から下りてくる人たちが皆ごきげん顔。
頬を赤らめてニコニコしてる。何でだろう。
すれ違ったおじさんが「上にはいいものがあるぞ~」と
教えてくれる。
何だろう。楽しみ楽しみ。

途中見つけた滝は完全に凍結してた。
この辺りに住んでるソト族の人たち、分厚い毛布に包まってた。
それだけ寒かったんです。
ヨハネスの方は最近朝は氷点下だと聞きますが
ケープでは感じることのない、頬に刺さるような寒さ。
新鮮!






















いよいよ頂上、サニ・トップに到着し、レソトに入国。

そこで見たものは!



アフリカで一番高い場所にあるパブ!

熱くて甘い赤ワイン!なるほど!これだったのね。

下戸だし運転手だった私は一口味見だけ楽しんで
ホットチョコレートで体を芯から温めました。

月曜日, 7月 27, 2009

知られざるクワズル・ナタールの魅力 其の一





















ダーバンの友人T宅から空港へ。
ケープから来る姐と日本から来るY子ちゃんと合流。
お世話になったゴルフ君にお別れをし
頼もしい四駆に乗り換える。

ダーバンでのガイド(?)を務めてくれた
T君お勧めの「南アのスイス」と呼ばれる場所に。
ここはValley of Thousand Hills(千の丘の谷)にあり、
確かに見渡す限り丘、丘、丘。ゴルフ場併設のスイス的な
家が立ち並ぶ素敵な場所。ここで最高の景色を眺めながらランチ。





























その後クワズル・ナタール州で2番目に大きい街、
ピーターマリッツバーグで記念撮影。
シンボルとも言える市役所も立派だが、ここは何と言っても
かのマハトマ・ガンディがアパルトヘイト時代に
汽車のファーストクラスから肌の色を理由に追い出され
彼の非暴力を基にした反人種差別運動が始まる。























そして初日の宿泊地、サニパス・ホテルに到着。
サニパスとは南アフリカと南アフリカの中にぽつんとある
レソト共和国の国境を結ぶ峠道。
これについては次回詳細を。。。

9ホールのゴルフ場とスパを併設したリゾートホテル。
季節が冬なせいか、残念ながら完全にゴルフコースの芝は
乾ききって茶色い地面がむき出しになっていましたが…

イーストロンドンでのお仕事&その後の一人旅のために
10日ぶりに会った姐と修学旅行気分でおしゃべりをし
就寝は午前4時。

たまにはいいね。こんなのも。

日曜日, 7月 26, 2009

気ままな一人旅 ワイルドコースト 其の三


























Wettham Guest Houseには個人経営のゲストハウスにしては珍しく、
1日中開いているレストランがある。
少ないスタッフの割りにメニューが充実していると感心したが、
後で全て作り置きでレンジでチンして出すだけだったと分かった。
それでもなかなか美味しかったよ!

カラマリ(イカ)狂の撮影スタッフと5日間も一緒にいたから思わずカラマリを注文。
イカフライにレモン・ガーリック・バターソース。美味! 


3日目はしょっぱなから道を間違え1時間ほどのロスがあったものの、
(曲がる道の看板が壊れていたせい!)
もう砂利道もなく、スムーズに目的地のShelly Beachに到着。
途中通ったのももう村ではなく町。
因みにワイルドコースト旅行中、町という町に「Boxer」という
スーパーマーケットがあった。ケープでは見たことない!
頼もしそうな看板ですね。

Shelly Beachはすでにクワズル・ナタール州。州境を越えました。
この辺りで一番メジャーなズル族(ズマ大統領もズル人。)

ズル族の豆知識
今では南アで最強の部族とも言われていますが、その昔
まだヨーロッパ人が南アに蔓延る前、小さな部族がたくさんあって
各部族のチーフの指導の下、家畜や土地の取り合いで小さな
争いが耐えなかった頃(この争いをまとめてLafqaneと呼ぶ)
ズル族はとても小さな部族だったみたいです。
そこに伝説のシャカ・ズル王が現れ、どんどん小さな部族を
つぶして、巻き込んで大きな部族になったんですって。
シャカというのはズル語で「虫」という意味で、ズル族のチーフ
とシャカの母親の間で思いがけずできてしまった子供を
受け入れたくなかったズル族の長老たちがシャカの母親は
「お腹のシャカ」のせいで月経が遅れているだけだと言ったことから
この名前が付いたそうです。王の名前が虫なんて。。。面白い。

ま。そんなこんなで無事Shelly Beachに到着し、久しぶりに見る
文明のシンボル、ショッピングモールに行って衝動買いをしまくり
翌日、4日目には無事ダーバンに住む友人宅に着きました。

ここで気ままな一人旅は終了!

ここから世界遺産であるドラケンズバーグ周辺へ視察の旅へと続きます。



木曜日, 7月 23, 2009

気ままな一人旅 ワイルドコースト 其の二





















ケープタウンにいると、というか日常の生活では本当に朝が弱くて
10時出勤というありえなく恵まれた環境でもなお遅刻をするというのに
旅行中はなんでこんなに目覚めが良いのだろう!
早起きして大好きなインド洋の朝焼けを見てしっかり朝食をとる。
隣のテーブルに座ってた家族連れのお母さんが私に寄ってきて

「どこから来たの?どこへ行くの?」と。
「日本人だけど、今はケープに住んでいて、
たまたまイーストロンドンでの仕事があったから
3日間かけてダーバンに行くんだ。」

と答えると

「ふーん。」

以上。会話終了。
一人旅の私としてはもっと話したかったけど、
その答えを早速家族に伝えに行ってしまったお母さん。

ま、不思議だったんだろうな。こんな僻地に一人で来てるアジア人が。
朝食を済ませて荷造りして2日目ドライブ開始!
南アの東海岸を更に北上!

目的地はCoffee Bay と Hole in the Wall。

Coffee Bayは特に何もないビーチだけど、
コーヒーマニアの私としてはどうしても行ってみたかった場所。
Hole in the WallはCoffee Bayの近くにある
小さなトンネルのような穴が開いた巨大な岩。


頼りない地図を持ってぐんぐん進むけど、やっぱり不安な田舎道。
地図上には他に道がないはずだから、怪しげだけど最初の交差点を曲がる。
後は海に向かって進むだけ。
牛、ロバ、ヤギ、そして人々にジロジロと見られながら田舎道を進む。

ビーチが見えた。でも巨大な岩などない。ああ不安。
歩いてる男の子を捕まえて聞いて見るが、英語通じない!!!
ただ、ここがCoffee Bayじゃないこととこの場所の名前は
私にはとても発音ができないことが分かった。

幸い近くに別荘でくつろぐ家族を発見。
近づいていく時点でもう完全に怪しまれてる。
Coffee Bayに行きたいんだけど。。。と言うと

「Oh no, you are so lost!!!!」と同情の眼差し。泣

結局もうそこからCoffee Bayに寄る時間はなくなり、
2日目の宿泊地、Port St.Johnsへ。超残念!!!!!

せめてもの救いは師匠マンデラ氏の故郷であるMthataを
通過できたこと。。。

Port St. Johnsは名前のわりにとってもアフリカンな町。



















愛情たっぷりの温かい雰囲気のゲストハウス
Wettham Hill Guesthouse)に到着。
冒険満載の一日でした。残念だけど満足!

つづく。。。

水曜日, 7月 22, 2009

気ままな一人旅 ワイルドコースト 其の一



話が前後しますが。。。
今月の初めにサーディン・ランの撮影のお仕事が終わった後、

3泊一人旅をする機会に恵まれました。
イーストロンドンからダーバンまで、総走行距離約1000KMの

気ままな一人旅。あぁ素敵!!!

撮影クルーと空港でお別れし、レンタカー会社へ直行!
タリックブルーのクールなVWゴルフ君とご対面。
お気に入りの曲をしっかり詰め込んだiPodドライブ用のお菓子、
飲み物そして地図と共に出発!
1日目の目的地はThe Haven(安息の地)。もちろん名前で選びました。
イーストロンドンから内陸側の国道2号線を北上し、地図の指示通り道を曲がるとそこは。。。



















アフリカ。

久しぶりに見る超アフリカンな風景。道は舗装されていない+穴ぼこだらけ。

そんな道を牛やらヤギやらロバやらが道を我が物顔で歩いている。
ああ、懐かしいな。この感じ。
と、同時に不安もこみ上げてくる。

海の方に向かっているはずなのに、ひたすらこんな道がずっと続く。
道を歩いている人々が私を見る顔があきらかに不安そうに見える。
The Havenって観光地じゃないのかな?外国人があまり来ないのかな?
ま、日本人女子が一人でこんなゴルフを運転して来ないのは明らかだが。。。
ただ、明らかに外国人(観光客)なれしていない様子。超不安。

不安をかき消すためにとりあえずケープの姐に電話をしてみる。
ブルーハーツを熱唱してみる。
通りがかる人々に苦笑いを振りまいてみる。

地図どおりに進んでいるはずなのになんでこんなに心配なのだ。
かと言って車を止めて人に聞いてもこの辺の人たちはあまり英語が話せず困惑。
仕方なく突き進む。

すると突然ものすごい景色に遭遇。



















Mbashe Passというそうだ。思わず車を止めて記念撮影。

南アのPassマニアにはたまらなくマイナーで美しい!
ただ怖いのはこんなに崖っぷちなのに、車が2台通るのは苦しい狭さ。
幸いにも僻地すぎて対向車は0でした。


日が暮れる前には絶対に到着したかったのでかなり焦りながらも
何とか無事16時半に到着!
するとそこはまさに。。。




安息の地。

土曜日, 7月 18, 2009

ナイズナ・オイスターフェスティバル!














毎年7月初旬、学校の冬休みに合わせて
ナイズナ・オイスター・フェスティバルが催されます。

ナイズナとはケープタウンから東に約500KMの
ところにあり、
ガーデンルートのハイライトでもある街。

ラグーンのクルーズ、ラグーンから海に出るところの
両側にあるヘッズと呼ばれる丘からの眺め、ハイキング、
カヌーなどのアウトドア・アクティビティーなど、
見どころは満載ですが、ナイズナと言えばやっぱり牡蠣!


2日間で目標80個!というヨハネスの友人と、牡蠣三昧の
1泊2日の旅に行ってきました。
土曜日の早朝、7時前にケープタウンから一人で出発。約400キロ、
孤独で気ままな一人ドライブ。

今、W杯での日本チームキャンプ地の最有力候補地として注目を集めている
ジョージで集合。
名門ゴルフリゾート以外、これと言って何もない田舎の街です。

ジョージからナイズナまでは約1時間。しっかり腹を空かせ、
ゲストハウスにチェックイン後 牡蠣レストランに直行!
まずは定番の
Knysna Oyster Companyへ。






さすがオイスターフェスティバル。行列ができていて30分ほど待ちました。

ここで養殖牡蠣(写真)と天然牡蠣の両方を頂く。

そして食後の運動がてら、街中の学校のグラウンドに開かれた
遊園地&フリーマーケットへ。

ミシミシ、カランカランと音を立てながら回る観覧車。
錆びた鎖の回転ブランコ。
ガタンガタンと今にもねじが外れそうなコーヒーカップ。
そして極めつけはプレハブの超安っぽいお化け屋敷。
(無理矢理中に連れ込まれ、声がかれるほど絶叫でしたが。。。)
ガラガラの客席に向かい、ステージで一人ギターを手に歌う男性。
ヨハネスから来た怪しいシーシャ商人。

国内では超有名な年に一度のお祭りの割には、さびれた感満載。

何だかんだいって、ここは地元の人が楽しんで、
外から来た人たちはひたすら牡蠣を食べて楽しむという感じですね。

そしてナイズナ・ヘッズ(正確に言うと東側のヘッド)にサンセットを拝みに。
ここは最高。かなりロマンティックなスポットなのでカップルにお勧め!

そうこうしている間に夕食の時間。夕食ももちろん牡蠣!

今度は場所を変えて、
Knysna Oyster Catcher です。

















かなりカジュアル。外にもテーブルがいくつかあり、人があふれていたので
またしても待ちか。。。と店員さんに声をかけると
「空いてたらどこに座ってもいいよ!」と。
何とかスペースを見つけ、また牡蠣、牡蠣、牡蠣。
個人的にこっちの牡蠣の方が身がしっかりしてて、プリンプリンで美味でした。

胃の中は牡蠣とついでに頼んだちょっとのカラマリ・フライ(イカフライ)だけ

という恐ろしく健康なのか不健康なのかという状態で1日に目は終了!


木曜日, 7月 16, 2009

イワシを求めて → イルカを追って


イワシの大群を探すコツは。。。


1.空から探す
マイクロライトという超軽飛行機で空から見ると
イワシのかたまりがちゃんと見れるそうで。

2.鳥山を探す
いくつかのボートで連絡を取り合いながら鳥山
(主にケープガネット)を見つける。
たくさんの鳥が一つの場所で、ものすごい勢いで海にダイブ!

3.イルカ&クジラを探す
イルカの大群がすごい勢いである方向に向かっていれば
その先に何かがあるはず!


そんなこんなで、鳥山とイルカはたくさん見ました。


2日目、天候も良く、ご機嫌で出発。

出発して10文も経たないうちに「鳥山だ~!!!!」

と皆大興奮!

イルカもいる!これは!!!!

近付いて様子を見て見る。

そして、いざダイブ!

その瞬間鳥山が移動してしまう。

そして一日中その繰り返し。

イルカを見つけては追い、鳥山を見つけては潜り
イワシはおらず、取り残される私たち。

一喜一憂とはこのことだ。。。

3日目も同じく。

結局イワシはなし。
やっぱり3日では難しいんですね。。。

海はもうこりごり。すんごい船酔いしたし、
もうガソリンの臭い嗅ぐだけでこみ上げてくるし。

でもいつか見て見たい。イワシの大群。。。

水曜日, 7月 15, 2009

イワシを求めて 其の一




今月の初めにお仕事でイースト・ロンドンという街に行った。
メルセデス・ベンツの工場がある以外、特に見所もなく、ぱっとしない街だ。
むしろベンツがなくなったら街ごとつぶれてしまうんじゃないかな。

インド洋に面しているので、ちょっとしたビーチ沿いの遊歩道や
海を眺めるレストランもチラホラあるんだけど、う~ん。微妙。

以前住んでいたポート・エリザベスになんとなく似ているな。

まぁ、観光ではなくあくまでもお仕事なので。

今回のお仕事はサーディン・ラン(イワシの大移動)の撮影。

毎年5月~7月に、南アフリカの大西洋側からインド洋側に向けて
大移動するイワシたち、そしてそれを追う鳥、魚、イルカ、クジラの大群。
海中の大パレード!

にしても私、ボート苦手なんです。

リサーチの段階で送られてきた今回乗るボートの写真。ちっちゃい!
こんなのに一日乗って仕事なんてできない。。。と始まる前から弱気。
でも仕事は仕事。

海での撮影ができるのは全部で3日間。

「3日でサーディン・ランの撮影をするのは相当ラッキーじゃないと厳しいぞ。」
とサーディン・ランのプロ、マーク氏に言われてしまう。

初日、朝から雨と強風。
集合時間の7時半に間に合うよう、ゲストハウスで朝食を食べていると
オーナーさんが来て、ボートの出発を見合わせているのでここで待機するようにと。
初日から。。。残念。

9時頃、ゲストハウスで油を売っていても仕方がないので、
とりあえず波止場に行って見る。

3日しか撮影日がない私たちのためにボートを出してくれることになった。

が。

海大荒れ!

怖い。怖すぎる。

でも私、ただのコーディネーターです。

マークが出ると言って、ディレクターさんが出たいと言えば、出るしかない。

必死にボートのロープに掴まって落ちないように。
全身ずぶ濡れだし、寒いし、怖いし。
通訳する余裕なんてゼロ。顔面蒼白。口から出るのは悲鳴のみ。
絶叫マシーンとかも苦手なのに。。。

結局10分でディレクターさんから「Go Back!!!」の指示。




ですよね。よかった。


その日は午後晴れてきたものの風が収まらず、結局断念。

火曜日, 12月 30, 2008

大切な時間

ナイロビに戻り、ケープタウン出発までの約2か月。
フリーランスで翻訳の仕事をしながらも、限られた時間を大切な人たちと過ごす。

まずはケープタウン移住計画の報告。
驚くほどの皆のポジティブな反応。

一通り報告が終わったら後は残りのナイロビ生活を楽しむだけ。

9年という長いようで短かったナイロビ生活を振り返る。

1998年3月24日 ジョモ・ケニアッタ空港に到着
空港にはツアー会社の日本人女性が迎えに来てくれていた。
寒い日本からロンドン経由でやっとこさたどり着いたナイロビは暑くて、
アフリカに来た~という実感。

どうやら街中で学生のデモがあるということ。
ホテルに着くと、入口の正面で車が燃やされている。
チェックインを済ませて、ガラス張りのレストランでのんびりランチ、
のはずが、ガラス越しに学生と警察官の石と催涙弾が飛び交う。
どこか遠い国のニュースを見ているよう。

一緒に来た母も心配そうだし、何より自分もこの先この国でやってく自信がない。

ナイロビでツアー会社を営む女性に商社の駐在員の方を紹介してもらい
励まし(?)のお言葉をいただく。

不安を抱きながらも、翌日から野生の王国マサイ・マラへサファリに出発。
そこで一気にケニアという国が気に入ってしまい、初日の不安もすっ飛ぶ。

マサイ・マラから戻ったら早速大学生活が始まるが、その話は
また別の機会にゆっくり振り返ろう。

とにかく、知り合いも誰もいないケニアという国にきてから9年。

今は大好きな友人たちに囲まれ、自分の居場所ができて
完全にここが私の故郷となった。
「第二の故郷」という表現があるが、ナイロビは私の第一の故郷だと思う。

やっぱりケニアから離れるなんて悲しすぎる。
まだまだケニアにいる仲間たちが羨ましくて仕方ない。
と同時に、まだ未知であるケープタウンの生活も楽しみで仕方ない。
もうどうしようもない。