
今月の初めにお仕事でイースト・ロンドンという街に行った。
メルセデス・ベンツの工場がある以外、特に見所もなく、ぱっとしない街だ。
むしろベンツがなくなったら街ごとつぶれてしまうんじゃないかな。
インド洋に面しているので、ちょっとしたビーチ沿いの遊歩道や
海を眺めるレストランもチラホラあるんだけど、う~ん。微妙。
以前住んでいたポート・エリザベスになんとなく似ているな。
まぁ、観光ではなくあくまでもお仕事なので。
今回のお仕事はサーディン・ラン(イワシの大移動)の撮影。
毎年5月~7月に、南アフリカの大西洋側からインド洋側に向けて
大移動するイワシたち、そしてそれを追う鳥、魚、イルカ、クジラの大群。
海中の大パレード!
にしても私、ボート苦手なんです。
リサーチの段階で送られてきた今回乗るボートの写真。ちっちゃい!
こんなのに一日乗って仕事なんてできない。。。と始まる前から弱気。
でも仕事は仕事。
海での撮影ができるのは全部で3日間。
「3日でサーディン・ランの撮影をするのは相当ラッキーじゃないと厳しいぞ。」
とサーディン・ランのプロ、マーク氏に言われてしまう。
初日、朝から雨と強風。
集合時間の7時半に間に合うよう、ゲストハウスで朝食を食べていると
オーナーさんが来て、ボートの出発を見合わせているのでここで待機するようにと。
初日から。。。残念。
9時頃、ゲストハウスで油を売っていても仕方がないので、
とりあえず波止場に行って見る。
3日しか撮影日がない私たちのためにボートを出してくれることになった。
が。
海大荒れ!
怖い。怖すぎる。
でも私、ただのコーディネーターです。
マークが出ると言って、ディレクターさんが出たいと言えば、出るしかない。
必死にボートのロープに掴まって落ちないように。
全身ずぶ濡れだし、寒いし、怖いし。
全身ずぶ濡れだし、寒いし、怖いし。
通訳する余裕なんてゼロ。顔面蒼白。口から出るのは悲鳴のみ。
絶叫マシーンとかも苦手なのに。。。
結局10分でディレクターさんから「Go Back!!!」の指示。
ですよね。よかった。
その日は午後晴れてきたものの風が収まらず、結局断念。
2 件のコメント:
ひょえぇぇぇ~(ノд`*)・゚・。
そんな状況で通訳なんてできせんわぁ!
仕事とはいえ、自分の行きたくない所にも
問答無用で同行しなきゃいけないんだもんね
…大変だ(´~`;)
大仏ママ
泣きそうでしたよ。
仕事ですから。
苦手なボートにも乗るし
ホワイトタイガーにも襲われるし、
ライオンの赤ちゃんのウンチまみれにも。
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